太陽光発電メーカーの価格と性能を比較する

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太陽光発電の価格と性能はほとんどパネルで決まる!

太陽光発電の価格は、太陽光発電システムの費用の他、工事費や諸経費が掛かります。

 

その中で、最も大きな割合を占めるのは太陽光パネルで、太陽光パネルはメーカーにより価格や性能が異なります。

 

そのため、太陽光発電システムの価格と性能は、太陽光パネルで決まると言っても過言ではありません。

 

太陽光発電メーカーの価格を比較

基本的な価格設定
  • 国内メーカーより海外メーカーのほうが安い
  • 発電効率が高い(性能が良い)と価格は高くなる

激安ネット販売の太陽光発電でも、基本は変わりません。

 

主な太陽光発電メーカーの価格を比較してみました。

 

  メーカー名 一般的な相場(1kwあたり) 激安ネット販売店の価格帯(同)
高め
  • 東芝(2021年3月で終了)
  • パナソニック
  • シャープ
  • 京セラ
  • 30万円前半
  • 20万円半ば〜20万円後半
普通
  • 長州
  • カナディアンソーラー
  • サンテック
  • ソーラーフロンティア
  • 20万円後半
  • 20万円前半〜20万円半ば
安め
  • トリナソーラー
  • ハンファQセルズ
  • 20万円半ば
  • 10万円後半〜20万円前半

 

一般的な相場と激安ネット販売店の価格帯に、かなりの開きがあります。

 

これは激安ネット業者の公表している価格が5kwや6kw以上の設置での1kwあたりの単価になっていることが多いのも原因の1つです。

 

工事費や諸費用は設置規模では変わらないため、設置kwが大きくなればなる程、1kwあたりの単価は下がります。

 

ちなみに、一般家庭で設置される太陽光発電は3kw〜4kwが主流。

 

実際に設置する際は激安ネット販売業者の公表している価格よりも高くなる可能性が大きいです。

 

見かけの安さにごまかされないようにしましょう。

太陽光パネルの性能を比較

安い太陽光パネルを選択すれば、初期費用は当然安くなります。

 

しかし、価格を重視するあまり、充分な発電量が得られず、ほとんど経済効果がなかった・・・では本末転倒ではないでしょうか。

 

太陽光パネルの性能(発電効率)を比較してみました。

 

高い
(発電効率20%以上)

  • パナソニック

      ・・・19.6%〜20.3%

  • ハンファQセルズ

      ・・・19%〜20.6%

  • トリナソーラー

      ・・・20.5%〜21.1%

  • サンテックパワー

      ・・・19.9%〜20.6%

  • カナディアンソーラー

      ・・・20%〜20.3%

普通
(発電効率19%以上)

  • シャープ(ブラックソーラーシリーズ)

      ・・・19%〜19.4%

  • 長州産業(HIT除く)

      ・・・19%〜19.5%

低い
(発電効率19%未満)

     

  • 京セラ

      ・・・18.5%〜18.8%

  • ソーラーフロンティア

      ・・・公開なし

価格と性能の比較でわかること

価格と性能を比較してみると、やはり「価格が高い=性能(発電効率)が高い」と言えます。

価格と性能が一致してないメーカー

京セラは価格の割に発電効率が低いですが、太陽光発電の老舗メーカーであること、主力製品の発電効率は18%以上あることから、設置価格の幅も広くなっています。

 

トリナソーラーやサンテックは、発電効率の割には価格が安く設定されていますが、中国のメーカーという点で敬遠される方も多いです。

 

反対に、Qセルズやカナディアンソーラーは、比較的安価に高性能の太陽光発電が手に入ると、国内メーカーに拘らない方に人気があります。

 

安かろう・悪かろう?

価格が安いソーラーフロンティアは、他のメーカーと違いパネルの変換効率を公表していません。しかし、2019年にセル(約1センチ平方メートルの太陽電池)で23.35%を達成しています。

 

通常、セルよりもパネルのほうが発電効率が劣るので、パネル自体は19%を下回る変換効率と思われます。

 

ソーラーフロンティアはシリコン系太陽光パネルではなくCISという化合物系太陽光パネルを生産しており、実発電量が多く、影に強いという特徴があります。

化合物系太陽光パネル・・・
半導体の材料にシリコンではなく化合物を使用。
CISは「C(銅・Cu)」、「I(インジウム・In)」、「S(セレン・Se)」の頭文字。

 

ソーラーフロンティアは2022年6月にCIS太陽電池の生産を終了し、現在扱っている太陽光パネルはOEM品(単結晶シリコン)となっています。

 

価格と性能、どちらを優先すれば得になるのか?

充分な広さの屋根があれば、安価なパネルを多く設置し、充分な発電量を得ることが出来るので発電効率が低くても気にすることはないかもしれません。

 

反対に、設置面積に限りがある場合は、たとえ設置費用が高くなっても、発電効率の良い太陽光パネルを選択したほうが、結果的に初期費用の回収が早くなることもあります。

 

太陽光発電を設置する際に価格以外で考慮すること

  • 自宅(設置場所)の状況
  • 太陽光パネルの性能
  • どれ位の発電量が見込めるか
  • 修理や点検にどれ位の費用を見込むか

以上の様なことを含めて検討し、最も初期費用が早く回収できる太陽光発電システムが、結果として自分の最安値の太陽光発電となります。

全てのトラブルの元は1社だけの見積もり

※1社だけの見積りでの判断は、いくら激安店でも即決は厳禁です。

消費生活センターによると、太陽光発電のトラブルの多くは「1社だけの見積もり」で契約してしまったケースがほとんどです。

販売店は比較する競争相手がいることで、オーバートークや、相場よりも高すぎる価格設定ができなくなります。販売店各社がオークションのように競うことでで安くなる確率が上がります。

太陽光発電の費用は少しの手間で大げさではなく数十万変わります。正しい比較とトラブル防止のためにも最低でも3社で見積りすることをおすすめします。

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